六甲アイランド編あとがき

  • 2017.09.30 Saturday
  • 10:30

小説家になろうで連載しました「三都幻妖夜話 六甲アイランド編」が完結しました。

お読みくださった方々、ありがとうございます。

これから読むよ〜という方々も、よろしくお願いします。

後書きはネタバレを含みますので、読了後にどうぞ。

予約投稿で公開して、この記事を書いている今はまだ連載途中ですが、この後書きも、然るべき時が来たら自動的に公開される予定です。なにかの不都合で原稿がUPされず後書きだけ自動的に公開されてたら間抜けやなと思います。大丈夫?

 

かなーり久方ぶりに書いた「三都幻妖夜話」(以下、「三都」)の原稿でした。

読者様はもとよりと思いますが、作者ですら、細かいところは忘れちゃった状態からスタートです。下手すると大きいところも忘れているかもしれません(汗) しかし、もうこうなると書くことが最優先なので、かなり大雑把な気持ちで書きました。すみません……。なんだかもう、いちいちお詫びの言葉が出てきちゃう心境です。

 

しかし、頑張って書いたなと自分では思います。三都の続き、神戸編の完結まで書く書くと言いながら、お前はいつ書くねんという状態だったので、とにもかくにも三都っぽいものが書けて、いちおう完結もできて、ほっとしています。この様子なら、本編・神戸編のほうも、ヨタヨタしながらでも何とかオチまで走りきることができるのではないかという勇気が湧いてきました。がんばりたいです。

 

今回は、信太さんと怜司兄やんということで。

湊川怜司はなんでか作者も好きなキャラクターです。信太さんも好きですが、怜司兄やんはなぜか執筆時の心の支えみたいなもので、登場シーンになると「がんばろう」みたいに気力が回復します。おじさんにとっての、行きつけのラーメン屋のかわいい女の子みたいなもんでしょうか。理由もなく、ただそこに居るだけで励みになるんです。

 

そんな怜司兄やんですが、今回ちょっとアレ……。ちょっと、ひどい。元々そうやったけど、なんか今回、めっちゃ自分勝手やな、怜司兄やん。何もお前だけが、人生つらい訳やないんやで……と、思わず説教したくなる感じで、作者的に、なんだか気まずいです。読者さん、読んでてドン引きしてたらどうしよう。

怜司兄やん、もう信太さんにしといたら? 信太さん、ええ子や……。もう信太さんでええんちゃうん? オトン帰ってけえへんわ。もう死んでんのやし、あんた捨てられてる。

と言いたいところだったんですが、ヤバい。オトン帰ってくる。もうすぐ(作中時間では)、再会のシーンがやってくる。偽モンのジュニアじゃなく、ほんまもんのオトンがカムバックしちゃうんだったあああああ!

などと、いろいろ気まずく、いたたまれない気持ちになりながら、信太さん視点で書ききりました。

 

こういう出来事があった後で、信太は本間暁彦と神戸編で初対面するんですが、初対面シーンを読み返してみて、信太さんやたらアキちゃんに攻撃的やけど、そういうことやったんか、みたいな、変な納得感があり、いい味出てました。神戸編の原稿書いてた時には、六甲アイランド編の構想は全くありませんでしたので、ただの偶然です。でも、そう思って読み返すと、趣がありました。

 

気まずいと言えば、信太さんも気まずいです。お前、怜司ラブラブみたいやけど、赤い鳥さんどこいってん、という。

どっこもいってません。この六甲アイランドの夜も、寛太は甲子園の家にいますし、ラストあたりで登場してました。信太は怜司がめっちゃ好きみたいですが、実際は人のこと文句言えない程度に二股かけてるわけでして、平々凡々にリアル世界でおとなしく暮らしている作者には心理的についていきづらい世界でもありました。もしかしたら読者様の多くもそうかな……そうだよな……と思いつつ、泣きながら書きました。この話、誰も感情移入でけへんのとちゃうんか!? って、地下深くに原稿を埋めてトンズラこきたい気持ちでいっぱいになった日もありました。正直言って。

 

そのへん、心弱い作者としては、「寛太のことはひとまず忘れよう」「これは虎✕朧様を楽しんでもらう作品やと割り切ろう」ということで解決しました。そういうことでお願いできます? (でもオチで寛太が出てくるので死ぬ)

 

どういう関係なんや、この人ら。作者も割り切れてない何かがあったんでしょうか(汗)

まったくもって作者の不徳の致すところが露呈しまくりでした。駄作じゃねえの!?(泣ける)

 

でも、多分だけど、信太さんは鳥のことは、自分が世話してる子供か、もっと悪けりゃペットみたいな可愛がり方をしていたんだろうと思います。鳥さんを育てるのは、信太にとっては仕事というか、自分の役目という認識で、はじめからラブラブで育ててたわけじゃなかったんでしょうね。怜司とは、そのずっと前からの付き合いで、自分が鳥さんの面倒を見ているのと似たような感じで、怜司に世話された過去があったわけです。そのへん、作者がイタコ書きで深く考えて無い割に、相似形の人間関係(妖怪関係?)になってたんだなあ、って……。(だから何? ですが……)

 

信太は、怜司にそういう扱いされて辛い、と思っていたのと、ほぼ全く同じことを、寛太に対してはやってる気がします。寛太から見たら、信太は全然自分をまともに見てくれへん薄情さがあったんかもしれません。信太さん自身も、六甲アイランド編のオチのあたりでは、それにちょっと気づいたみたいです。ああ、俺も同じことやってもうてるわ、っていうのをですね。

それで、そういうことをするべきじゃない、って思ったんでしょうね。兄貴ああ見えて真面目な子やねん。寛太のほうを向くことにしたんです。それが神戸編の物語でした。

 

で。そこからどうなるんやろ?

いや、だからそこから先は神戸編ですよ、皆さん。

えっ、神戸編ではどうなってたんやっけ?

神戸編では信太さん、寛太とラブラブなって、お前は不死鳥やでって言い残して死んでるんやん。うわあ死んだ! どうしましょうね。置いていかないでってあんなに頼んだのに、俺を捨てて逝ってもうたわ第二弾みたいな話になってましたね。朧様もポカーンでした。

信太さんも死ぬ時、「あー暁彦様そういうことか。そーかそうかーナルホドなるほど!」みたいなこと思ったんかもしれませんね。よかったね、暁彦様の気持ちが分かれて! 自分も同じクソ野郎やったわってことが、それで分かったと思います。

男には、どんなに好きでも、どうしようもない時があんのや。(はー、そうですか)

そういうタイプの男と二回も続けて縁があるっていうのは、怜司にも何か問題あるんやないかという気がしなくもないです。そういうタイプが好きなんでしょうか。ワガママで世話が焼ける男が好きなんですよね、たぶん。あかんあかんと思いつつ、そういうのにこそハマってまう人なんや。それはもう自分のせいやろ。

でも信太さんには逃げられましたので、二回続けて脳みそ吹っ飛ぶような死別をせずにすんで、命拾いでした。もし次があったら絶対死んでたでしょうね、怜司兄やん。代わりに寛太が死ぬ目にあってましたが。

 

で。

そこからどうなるんやろ?

それはね。まだ書いてないですよね、神戸編。執筆が途中で止まってもうてるから。

そこから先の、この三人のお話には、まだ続きがあるんですが、それには神戸編の完結を待たねばなりません。

怜司兄やん、オトンとどうなるんやろう。寛太は? 信太さんは、どうなったんだっけ。(死にました)

ていうかアキちゃんと亨は?(神戸港で波に飲まれてます)

 

信太さん、六甲アイランド編で、オトン帰ってきたら怜司の一人勝ちやん、ライバル全員死亡って語ってましたが、神戸編まで既読の読者様は、そんなことないのをご存知かと思います。ほとんど死んでしまったライバル達ですが、真打ちの水煙兄さんがまだ生きてる。まだ現役で続投してる。オトンとアキちゃんを挟んでの二重の三角関係がここにもまだ残ったままで未解決でした。

 

どうしよう?

どうしたら楽しいんでしょうね。

そんなこと言うて、あたかもまだ決めてないみたいな作者ですが、実は決めてます。どうなるのか、オチはもう神戸編を書き始めた時から決まってるんです。ハッピーエンドかな? どうかなあ〜?

 

すみません。次回に続く。

でも一体、いつ書けるんだろう(汗) いや、もう、この勢いに乗ってなる早でですよね。

わかっている! 頑張りたい……。頑張れるのか? 頑張らなあかんやないか!!

今、そういう気持ちでいます。

でもスマホで書くのもう嫌やなあ……。なんとかしなくては。

 

 

余談ですが、書きながら、六甲アイランド編、怜司視点だったらまた違った話だったのかもなと思ったんですが、怜司兄やん途中でおかしなるもんで、視点キャラに向きませんでした。でも実は怜司視点で書いたほうが案外ラブラブな話だったのかもなあって、今さらクヨクヨしてきたりもしています。怜司兄やん、自分は肉食わへんのにわざわざ買いにいったんだなと思うと、神戸牛がもったいないです。あれどうなったんやろ? 六甲アイランドのマンションのダイニングキッチンで静かに腐ってるんでしょうかね? もったいないなあ。怜司兄やんぜったいグラム三千円とかのセレブ肉買うてんのに。(作者のみなぎる主婦感覚)なんで食べて帰らへんのですかね、信太さん。結局、虎も宮廷育ちでボンボンやねんな!

あっそうか! 怜司兄やんボンボンに弱いんや!? そうか……そういう人いてるね……。

信太と怜司の付き合いは長くて、たぶん計算上、50年ぐらいになるはずです。ほぼ夫婦です。とは言え、お互い、ああいう感じなので、相手に操を立てるとか、好きや好きやといって気持ちを確認しあうということを一切しない人たちです。なんかしらんけど50年続いてるという感じで、信太さえ深く考えなければ、さらにこの先の50年でも100年でも、一切前進しない関係がずーっと続いたのかもしれません。怜司兄やんは、むしろそれを続けたかったのかもしれないけど、そういうのも難しいのかもねえー……というか、遅かれ早かれアキちゃんとオトンがずかずか踏み込んできてブチ壊しますんで。ねえ。

まあでも、今回の六甲アイランド編は、そのふたりの関係の終わりを描く作品でしたが、実は終わりじゃなくて普通にラブラブの途中(50年もある)を描くほうが、断然ウケたんちゃうか? って、作者は全部書いたあとで気づきました。でももう今さら書けない。そこまで描くほどのメインキャラちゃうやん……。

それにこの二人、これで別れたのかどうか、全然はっきりしませんしね。神戸編でも、信太は出先で怜司と会うと、すぐチューしちゃうしね。なんかもう拒めへん何かがあるんですかね。無意識にやってるんでしょうか。まあ50年続いた習慣を急にはやめられないですよね。離婚したの忘れて元の家に帰っちゃう夫婦みたいなもんです。

 

などど色々思いましたが、活かす機会があるんだろうか。

とりあえず、三都幻妖夜話の面々とは、神戸編での再会となります。皆様それまでごきげんよう。

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