「施療院の幽霊」カルテット番外編 完結しました

  • 2017.04.11 Tuesday
  • 11:18

カルテット番外編「施療院の幽霊」が完結しました。

http://ncode.syosetu.com/n5885dw/

「地方巡察」が完結した後に、もっとジェレフを書きたかったので書いた、エル・サフナールとの恋愛ものです。

読むにあたっては「パスハの南」「地方巡察」などの既読をおすすめします。

 

小説家になろうで3月末から10日間、毎日更新していた作品です。

こちらのブログに更新報告をするのが遅れて、完結後になってしまいました。

今回はじめて、小説家になろうの予約更新機能と、Twit Delayの自動投稿(告知Tweetに)を利用したのですが、とても便利でした。

 

いただいたご感想へのお返事や、創作雑記を、こちらのブログに公開しています。

 

記事の続きには、あとがき的な創作メモを書いています。

ネタバレを含みますので読了後にどうぞ。

「施療院の幽霊」は、そこそこボリュームがあった「地方巡察」も脱稿したので、何か軽いものを書きたいなと思い、たまには恋愛ものにも挑戦したいな、とも思い、考えた作品なので、突然、物語を思いついて書くことが多い私としては、書こうとしてわざわざ考えたタイプの珍しい一作でありました。

とは言っても、机に向かって構想を書き出したり、プロットを組んだりという時間的な余裕はなかったので、「なにかジェレフが出てくる恋愛っぽい話を考えておいてよ」と右脳先生にオーダーして、待つこと数日……あ、何か出てきたぞ! という、いつもの感じで制作が進んだのではありますが。

自分がどうやってお話のネタを考えているのか、自分でも良く分からない場合が多いです。

しかし今回のは、きっとこれが元ネタだろうというのがありました。

 

ちょっと前にTwitterでTLを眺めていた時、「亡くなった看護師さんの幽霊が病院のERに出る」という話のツイートが流れてきたんです。それを見て、「どうして死んだ後まで職場に行くんだろう? もう働かなくてもいいのに、よっぽど職場に心残りがあったか、忙しすぎて死んだことにまだ気づいていなくて、うっかり出勤しちゃった人なのかな?」と思いました。その時は、ただ受動的にそう思っただけで、これをもとに小説を書こうなどという気は毛頭なかったのですが。右脳先生がそれを食べたんでしょうね。

それが大して時間をおかず、「死んだ後にもジェレフが施療院に化けて出て働いている」というネタになって出てきたのが、「施療院の幽霊」だと思います。

 

それに、語り部である主人公が実は幽霊という仕掛けも足してあって、それがちょっと面白いなというか、ジェレフが自分が死んでるのを忘れてるっていうのが、何か物悲しく間抜けでいいなと思って、書くことにしました。

語り部が死者という手法は、そういう作品も多々あり、珍しいものではないのですが、私はたぶん初めて書きました。

 

「施療院の幽霊」を踏まえて考えると、ジェレフって「紫煙蝶」で死んだ後、そのまま皆と一緒に王宮に帰ってきていたんですよね。

ちょっとコワイ……(汗) (※作者は怖がりで怪談が苦手なんです。)

墓所で自分の遺体が処置されるのや、自分の葬儀で最期の英雄譚が詠唱されるのも、幽霊ジェレフは見ていたんでしょうか?

それでも死んだの忘れるって、よっぽどじゃない? 意図的に忘れてるとしか思えないな!

幽霊ジェレフが化けて出てる待合室では、まだお医者さん来てないのに、肩こりが治ったり、骨折が治ったりしそうで、コワイんだか助かるんだか分からない謎の怪事が跡を絶たなくなっていそうです。ご、ご利益……?

英雄たちは死んだ後でも、魔法を使えるんでしょうか?

もしそうなら、当代の奇跡は、死んだあとのほうが、生きてる時より無敵そうです。だってもう魔法の使用量に制限がないんですもんね。もう死なないんだから。

ジェレフは死んだあともずっと玉座にとり憑いて、リューズ様の心臓を守ってくれそうですが、それだと父上が長生きしすぎて、レイラスの御世が巡ってきませんので困ります……。でも、そこまで気が利いてれば、サフナールだってもうちょっと長生きしただろうに、ジェレフは何のために化けて出てたんだろう? いや、死んでる人にそこまでの仕事量を要求しちゃいけないのかもしれないですが。

サフナールが死ぬのを待ってたから静観しちゃったの? それはコワイ……(´;ω;`) ジェレフは死んでても優しいんじゃないかと思うので、単に間抜けだったんだと思いたいです。

 

ところで、しれっと幽霊の出て来る話を書いたものの、拙作「カルテット」には、本来は幽霊は出てきません。

幽霊はいない世界観だったんです。

だって、死んだ人がどんどん化けて出たら、作者はちょっと困ります。

ですから、「施療院の幽霊」は、作者がお遊びで書いたボツ稿ということになってしまうんだろうなあと思います。

それともこれは、エル・サフナールが死の間際に見た夢? ……というには、視点キャラがサフナールではなくジェレフなので、苦しいですね。やっぱりボツかな(^_^;)

なんだよボツなんか公開しないでよ! という方もおられると思うので恐縮です。

せっかく思いついたので、箸休めに書いてしまいました。

 

ボツではありますが、タンジールの街でショッピングしたり、美味しいゴハンが食べられたりしたので、楽しく書きました。

ラブシーンはもっと濃口なほうが良かったのかなあ、と試行錯誤もありましたが、とりあえず、小説家になろうで「地方巡察」と並べて置けるように、せいぜいR15ぐらいに留めたかったので、こんな感じです。留めすぎてR15さえ要らないような気も、後からしました。どうなんだろう? レイティングのボーダーラインが分かりません。

 

今回、執筆期間にちょうど子供が風邪引いて寝込んだので、看病で添い寝しながら、スマホでぷちぷち書きました。

スマホでも、これくらいのボリュームの作品なら書けるんだなあと、自分でもびっくりでした。スマホで原稿を書くのは苦手なんだと思っていたので。ひょっとして、慣れれば書けるのでしょうか? 今後も練習してみたいです。

 

「地方巡察」脱稿後の打ち上げ短編は、そもそも、リクエストをいただいて、イルスとメッシナも出てくる四人でのタンジールダブルデートにするんだという企画だったんですが、イルス出てこないし……ダブルじゃなかったです。

ダブルのほう、どうしましょう? 正直、ジェレフはもういいや、って思うので(満腹)、イルス(18)とメッシナだけ書こうかな。それも可愛いお話っぽくていいかもしれないなあと思いますが、まだ頭のなかで全然、形になっていないので、どうなることやらです。

イルス(18)って、自分の地元でも楽しく暮らしておりますが、それでもやはり自分の病気のことは隠しているんだと思うので、もしかしたら、同じ境遇の女の子がいるタンジールのほうが、心安らぐってことも、あるのかもしれないですね。

などなどと妄想したところで、今回の記事は筆を置きたいと思います。

何か形になるところまで持っていけたら書いて公開しますね。

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